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News

2021年

第77回ハットリニュース
2021-12-20
みなさん、こんにちは!
今年の神埼事業所の紅葉の様子です。「日本の紅葉は世界一美しい」という方もいます。日本人で良かったな思う瞬間がまさにこのような景色を目にした時かもしれませんね。
さて、今回のハットリニュースは以下の内容でお届けします。

  • 【お役立ち情報やちょっと気になる話題】
セロトニンを増やす「ナイアシン」
  • 【健康情報】
隠れた冬の重大疾病「冬バテ」
タイトル
「幸せホルモン」セロトニンを増やす「ナイアシン」

以前現代日本人に不足しがちな栄養素ということで、たんぱく質・ビタミン&ミネラルをご紹介しました。今回はその中でも、「ナイアシン」というビタミンについて少しお話したいと思います。

ナイアシンとは?
ナイアシンというのはビタミンB3という、ビタミンB群の中に含まれるビタミンのことをいいます。

なぜナイアシンに効果があるの?
藤川徳美先生(ふじかわ心療内科クリニック院長)のお話では、ナイアシンを摂取する事で不安が和らぎ、パニックが良くなる人が多いとのことでした。この他ナイアシンは、欧米では不安・パニックの他にも統合失調症や自閉症などに、有効であると報告されています。
セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンは、脳内や中枢神系で働く三大神経伝達物質と呼ばれています。セロトニンはたんぱく質の一種であるL-トリプトファンから作られます。L-トリプトファンは、ナイアシンの生成にも使われ、川で言えば、ナイアシンの方が川の上流で生成され、下流まで残ったL-トリプトファンでセロトニンが生成されるイメージです。その為、ナイアシンが不足している場合は、Lトリプトファンはナイアシンの生成に優先的に使われてしまい、セロトニンが作られないという事態が引き起こされます。
鉄分・たんぱく質を取っても中々良くならないという方の場合、身体の体質や個性として、L-トリプトファンからナイアシンに変換される効率が悪く、ナイアシン不足に陥っている可能性があります。
上記によりナイアシンを摂取することで、セロトニンが生成されやすくなり、セロトニンが増えれば不安も和らぐということが考えられます。

ナイアシンを使う時のポイント
ナイアシンには、
・ナイアシン
・ナイアシンアミド
という二種類があります。
ナイアシンアミドはナイアシンより効果が弱く、副作用がありません。 他方ナイアシンの方は効果が強い一方で「ナイアシンフラッシュ」という副作用が見られることがあります。

何をどれくらい飲むと良い?
藤川先生のお勧めは
・ナイアシンアミド(フラッシュ無し:500mg/1錠)を1日3錠
・ナイアシン(フラッシュ有り:100mg/1錠)を1日3錠スタート増~
の併用とのことでした。

ナイアシンフラッシュで気を付ける時のポイント
ナイアシンフラッシュを抑えるべく、飲む際に気を付けるポイントは3つあります。
それは・・・
1 空腹時に飲まない
2 冷たい水で飲む
3 ビタミンCを1週間前から飲んでおく
ということです。

食事でナイアシンは十分摂れる?
ナイアシンは、食品ならナッツ類に多く含まれています。
けれども食品だけでは絶対量が少ないため、サプリで摂るのがオススメです。

海外製のサプリでも大丈夫?
もしかしたらあなたも、海外製のサプリは怖いという印象をもっていらっしゃるかもしれませんね。けれども例えばサプリ大国アメリカでは、日本以上に厳しい基準が敷かれています。その上、正確な量が入っていないと認可されません。つまり、日本よりも品質基準が厳しいということですね。上記より、安心して海外製サプリでも飲んで頂ければ幸いです。

ふじかわ心療内科クリニックの藤川徳美院長へのインタビューより抜粋と加筆
タイトル
寒暖差が知らぬ間に血管、心臓、脳を蝕んでいる
本当は夏バテより怖かった!突然死を招く「冬バテ」

「夏バテ」といえば身体のだるさや食欲減退などの症状でおなじみですが、「冬バテ」などほとんど聞いたことがありませんよね。しかし、本当に気を付けるべきはむしろこちらのほうのようです。
夏場に起こる夏バテは、寒暖差が原因とか。その差が大きくなるほど交感神経が活性化し、リラックスを促す副交感神経が働かず、常に身体が緊張した状態になるそうです。それらの神経をつかさどる自律神経がバランスを崩し、倦怠感や胃腸の不調など様々な体調不良が引き起こされます。
冬バテも同じメカニズムなのですが、冬は四季の中で最も寒暖差が大きいため、多くの”冬バテ患者”を生み出す上、夏バテよりも怖いのは、症状が多彩で深刻な事態に陥るケースが多いことです。
池袋大谷クリニック院長の大谷義夫氏(呼吸器内科)の解説によると、「寒暖差による倦怠感や胃腸不調のほかに代表的なものが鼻炎で、『寒暖差アレルギー』とも言われます。特に熱もなく風邪を引いたわけでもないのに、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出るのです。だいたい3℃ぐらいの差で咳がでやすくなり、10℃差になると、このアレルギー症状が見られるようになります。そうした状態が続くことによって倦怠感や疲労感が募っていく。このような冬バテの状態になると、免疫力も低下して、様々な病気を引き起こします」
冬バテが厄介なのは、その原因が自律神経だけでなく、血管にもあることです。
「冬バテと夏バテの大きな違いは、血管へのダメージの大きさにあります。血管は暑いと弛緩(シカン)し、寒いと収縮しますが、後者の状態が続くと、血行が悪くなります。その結果、手足の冷えやむくみ、肩こりや頭痛などの症状がでます。その影響で不眠症になる人もいます。さらに血行不良で血圧が急上昇することで、脳や心臓などへの影響も心配されます」
「寒暖差によって、”血栓”ができ、その結果、血管が詰まって脳梗塞になるのです」

入浴前後や外出時の寒暖差に注意が必要
冬バテ防ぐ呼吸法
日常生活の中で簡単にできる方法を提唱されています。
まずは、「冬でも意識して水を飲む」こと。
次に、呼吸法。「通常は息を吸う時間と吐く時間の割合は1対2ですが、1対3や1対4になるように、吸った息を長くゆっくり吐くことで副交感神経が優位となります。冬バテによる体調不良やストレスを感じたら、この呼吸法を30秒~1分間やるだけで自律神経を整える効果があります」(大谷氏)
例年より気温が低く、寒暖差の大きい冬は、特に注意が必要です!

週間ポスト H30/2/2号より

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